尾張旭市のピアノ教室Allabreveです。音楽のちからを再認識したシリーズ二つ目は「休符は音楽」だということでした。え?休符っておやすみのことでしょ?なにも音を出さない瞬間のやつよね?と思われることでしょう。まあ、簡単にいってしまえばその通りです。音を出さないのに、音楽?となりますよね。
よく、音楽を勉強していくうえで教えられることは「休符は音のない音符である」ということ。なんとなく鍵盤から指を離して、発音を止めるだけではそこで音楽の流れが変わってしまいます。だって、ずっとテンポとリズムを刻んできたのに、ふわっとそれがなくなり、また自分のタイミングでなんとなく始まるのは違和感たっぷりなのです。レッスンのかなり初めの段階から休符の大切さについては触れていくのですが、私自身、当たり前のように休符をとっていたところがあります。またもや基本的なことを気づかされました。
デイズニーワールドでは先述の大規模なショーのほか、至る所で生演奏が行われています。エプコットのメキシコエリアで、ずっと聞きたかったマリアッチという楽団の演奏をきくことができました。陽気で軽快な音楽の要素は間違いなく息の合った休符。リズム感を生むのは休符です。音のない音符が音楽を作るって不思議。
意図的に音をなくすって、空気の振動をバシッと止めているんですよね。そこに貯められたエネルギーが私たちの心を振動させる。意図的にってところが大事なのです。いちいち感動することがあって、精神的にもたないわあ。