八事にある興正寺というお寺に行ってきました。ベヒシュタインというドイツ製のとても古いピアノがあって、古いピアノで現代に近い曲を聴けるというコンサートです。

低音部が荘厳な鐘のよう。今ではあまりない象牙の鍵盤なので、ピアニストは湿度との闘いだったと思います。足の部分も素敵なデザインでした。中をじろじろみてきましたが、古さというより重なり、という印象で、渋い美しさがありました。
曲目はフランスもの中心でしたが、なんせ世界初録音やアジア初演のものなど、レア曲ばかり。ピアノの向こうに見える庭園がすがすがしく、色彩豊かな音色に文字通りの色彩を加えていて、ほんとにおしゃれな空間にいかせていただきました。ピアニストは山田磨依さん、ちっちゃくてめちゃかわ。
私はピアノの調律はできませんが、それでもこれは難易度高いだろうな、とわかりましたよ。さすが私が長年お世話になっているpianohousemmgさんよね!と勝手に誇らしい気持ちでした。