練習は習慣にしましょう

レッスンを初めて約半年の現在幼稚園年中さんです。毎週、真剣な表情でピアノに向かい、一生懸命な様子に感心します。ちょっと聞いてみて下さい。1週間で3曲くらい、両手で弾いてきます。

お家での練習がちゃんとできているとこんな感じになりますね。毎週、たくさん合格して達成感と意欲でいっぱいです。弾けると楽しい!もっと弾けるようになりたい!という気持ちが原動力です。レッスンにくるだけではどうやってもできるようにならないので、日々の練習が成果を発揮します。練習を習慣にしてしまうのが肝心です。歯磨きを習慣化させていくのと同じ要領ですね。

だいたい、レッスンはじめて3か月ころまでに毎日の練習の習慣づけを完了しますが、同時にその頃っていったんトーンダウンもしやすい時期。レッスン環境に慣れてくるし、先生にも緊張しなくなるし、おうちでのピアノもそんなに珍しくなくなってきます。そしてちょっとレッスン自体、難しくなってきます。音が出て、わあ嬉しい!の段階は終わって、さてなかなかうまく手が動かないぞ?と軽く壁にぶつかります。

ここで、練習をさぼってみたり、先生は今まで優しかったから平気だよね、と私を試すような行動が見られることも。もちろん、私は予想しているし、慣れていますので平気ですが。努力することを教え、成果が上がると嬉しいことを体感してもらいます。「この人はどこまで大丈夫かな?」という子供特有の距離の測り方にも毅然とした愛情でお応えします。そしてひとつずつ、一曲ずつを乗り越えて成長していってくれるのです。

この生徒ちゃんはほんとに驚くほど真摯な態度でいつも頑張ってくれています。やはり、こうなるには一番大事なのはご家庭での基本的なしつけですね。うまく弾けなくて大粒の涙がでるときもありますが、こんなに真剣になれるのは日々のしつけが行き届いているからでしょう。小さい時の基本的なしつけは、その時点で生活するためだけの効果ではなく、お稽古事や学校生活、その後の将来までも大きく影響する大切な要素なのだと思います。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!
目次